食材を使い切る買い方のコツは?値上げ時代に買いすぎ・捨てるムダを防ぐ方法
食品の値上げが続くなか、安いものを選んだり、まとめ買いをしたりと工夫している人も多いはず。でも、せっかく安く買えても使い切れずに捨ててしまえば、払ったお金ごと捨てたのと同じです。結論から言うと、いちばん効くのは「使い切れる分だけ買う」こと。消費者庁・農林水産省が紹介している方法をもとに、買う前・お店で・買った後の3段階に分けてコツをまとめました。
⚠️ ここで紹介するのは家庭での一般的な工夫です。食品ごとの保存方法や期限は、必ずパッケージの表示を優先してください。消費期限の表示があるものは、期限内に食べきりましょう。
① 値上げで「節約意識」は高まっている
パナソニック株式会社が2026年5月に行った調査(週3回以上自炊する全国の20〜50代の男女800人、インターネット調査)では、2026年4月の飲食料品の値上げで「節約意識がさらに高まった」と答えた人が71.2%にのぼりました。食材を買うときに工夫していることとしては、「高いと感じる食材(牛肉など)を買わない」64.4%、「割引品を選ぶ」52.0%、「安い食材で代用する」43.5%が挙がっています。
出典:まいどなニュース「2026年4月の値上げで節約意識が加速 “安さ重視”で自炊した結果→『自分の料理に満足できない』人が6割」(パナソニック株式会社調べ)
「安く買う」工夫はもちろん大切です。そのうえで見落としがちなのが、買ったものを最後まで使い切ること。ここからは、そのための具体的な方法を紹介します。
② 3段階でみる「使い切る」買い方
| タイミング | やること |
| 買う前 | 冷蔵庫・食品庫の中を確認して、メモか写真に残す。空腹時やイライラしているときは買い物に行かない |
| お店で | 使う分・食べられる量だけ買う。まとめ買いを避ける。期限表示を使う予定と照らし合わせる |
| 買った後 | 表示どおりの方法で保存。使い切れなさそうなものは早めに冷凍・下処理。残っている食材から使う |
出典:消費者庁「めざせ!食品ロス・ゼロ|家庭での食品ロスを減らそう」、農林水産省「今日からはじめる食品ロス削減のためのヒント」
③ 買う前:在庫を確認してから出かける
- 冷蔵庫と食品庫をのぞいてから行く——消費者庁・農林水産省のどちらも、買い物前に家にある食材を確認し、メモを取るかスマートフォンで撮影しておくことを勧めています。「家にあるのにまた買ってしまう」重複買いが防げます。
- おなかが空いているときに行かない——農林水産省は、空腹時やイライラしているときは買い物に行かないことを挙げています。予定外の買いすぎを防ぐためです。
- 「何日分の献立か」をざっくり決める——次の買い物までに何回料理するかを考えておくと、買う量の見当がつけやすくなります。
④ お店で:「安い」より「使い切れる」で選ぶ
使う分・食べられる量だけ買う
消費者庁は、買い物のポイントとして「使う分、食べられる量だけ買う」「まとめ買いを避ける」を挙げています。大袋のほうが1個あたりは安くても、半分捨てれば結局は割高です。カット野菜や少量パック、ばら売りを選ぶのも一つの方法です。
まとめ買いするなら「日持ちするもの」か「冷凍するもの」に
どうしてもまとめ買いしたいときは、乾物・缶詰などの日持ちするものか、買ってすぐ冷凍すると決めたものに絞ると失敗しにくくなります。冷凍した食材の保存期間の目安は冷凍保存の期間の目安で解説しています。
割引品は「いつ使うか」が決まっているときに
割引品は期限が近いことが多い商品です。消費者庁は期限表示を確認して、利用予定と照らし合わせることを勧めています。今日・明日に使う予定があるとき、またはすぐ冷凍できるときに買えば、安さをムダにせずにすみます。すぐに使う予定がある食材なら、棚の手前から取る「てまえどり」も食品ロス削減につながります。
賞味期限と消費期限の違いがあいまいな人は、賞味期限と消費期限の違いもあわせてどうぞ。
⑤ 買った後:使い切れる状態にしておく
- 表示どおりに保存する——食品に書かれた保存方法に従うのが基本です(消費者庁)。
- 使い切れなさそうなら早めに冷凍・下処理——農林水産省は肉は下味をつけて冷凍、野菜も冷凍で長持ちすると紹介しています。消費者庁も、野菜は冷凍したり茹でたりと下処理してストックすることを勧めています。
- 冷蔵庫は詰め込みすぎない——農林水産省は冷蔵庫の収納は7割を目安に、作りおきは中身の見える容器に、食材や調味料は定位置を決めておくことを挙げています。どこに何があるか見えると、使い忘れが減ります。
- 残っている食材から使う——次の献立は「新しく買ったもの」より「先に買ったもの」から考えます(消費者庁)。
- 開封したら早めに——開封後は期限に関わらず早めに食べきることも、消費者庁が呼びかけています。調味料の開封後の目安は調味料の賞味期限・開封後の目安一覧にまとめています。
冷蔵庫の詰め方・置き場所については冷蔵庫の食品ロスを減らす方法で詳しく紹介しています。
食材メモで「使い切る」を続ける
「家に何があるか」「何がもうすぐ期限か」が分かっていれば、ムダな買い物も使い忘れも減らせます。食材メモでは、今あるアプリの機能で次のことができます。
- 期限が近いものと買うものが一目でわかる——ホーム画面で、期限が近い食材と「買うもの」をまとめて確認できます。買い物前の在庫チェックがスマホだけで済みます。
- 「買うもの」メモから在庫へ——必要なものを「買うもの」に入れておき、買ったらそのまま在庫に登録できます。
- バーコードで登録——商品のバーコードを読み取ると商品名を自動で入力できます。
- 期限が近づいたら通知——賞味期限を入れておけば、期限が近づいたときにお知らせします。調味料などは開封日を入れると、開封後の使い切り目安も自動で計算します。
食材メモが選ばれる理由:
- インストール不要・登録不要——URLを開けばすぐ使えます。アプリストアでのダウンロードやメールアドレス登録は不要です。
- 完全無料・広告なし——節約のためのアプリにお金はかかりません。追加料金や広告表示はありません。
- 開封後の期限も自動計算——開封日を入れるだけで、使い切りの目安日を自動で計算します。
- データは端末内に保存——登録した食材のデータは端末の中に保存されます。
よくある質問
- Q. まとめ買いは節約にならないの?
- A. 1個あたりは安くても、使い切れずに捨てればそのぶんのお金も捨てたことになります。消費者庁は「使う分、食べられる量だけ買う」「まとめ買いを避ける」を挙げています。日持ちするものや、冷凍して確実に使い切れるものに絞るのがおすすめです。
- Q. 割引品(見切り品)は買っても大丈夫?
- A. 期限が近いことが多いので、その日か翌日に使う予定があるとき、またはすぐ冷凍できるときに買うのがおすすめです。消費期限の表示があるものは、期限内に食べきってください。
- Q. 買い物前にやるべきことは?
- A. 冷蔵庫や食品庫の中を確認し、メモを取るかスマートフォンで撮影しておくことです。農林水産省は、空腹時やイライラしているときに買い物に行かないことも挙げています。
- Q. 使い切れなさそうな食材はどうすればいい?
- A. 傷む前に冷凍するのが基本です。肉は下味をつけて冷凍、野菜も冷凍や茹でるなどの下処理でストックできます(農林水産省・消費者庁)。次の献立は残っている食材から考えましょう。
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